フライングスタイロ メッサーシュミットBf110C 製作レポート 2005/4/7
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ほぼ完成したメッサーシュミットBf110C
 

久々の製作レポートです。近頃巷では、作り込みの激しいマニアックな方々の機体が一部の雑誌を飾っています。驚くやら、呆れるやら、ますますエスカレートしているようです。今回の製作は Messerschmitt Bf110C 双発の爆撃機 フライングスタイロ社の新作です。小林さんのフライトレポートにもありますが、スタイロフォームが今までのものより硬質になってしっかり仕上がってます。アルファモデル的な質感です。この機体はかなり大型で、スパン1135ミリ全長845ミリもあります。しかし基本的には、今までに製作した物と製作手順は変わりませんので、今回はポイントをしぼってレポートしたいと思います。

バキュームパーツの組み立てのコツ

フライングスタイロ社のキットを製作する手順としては、先ずバキュームフォームされたパーツを削る事からはじめます。其のつど削り出すよりも先に全部終わらせた方が能率的に作業を進められます。ここで用意する道具は、ハサミ(ペットボトルのカット用叉はエンビ用)、デザインカッター、棒ヤスリ(中目、細目等)サンドペーパー240番、400番(これは平らな板に張り付けて使用します。)それと僕には絶対必要なドレメル(キャノピーの枠を削るとき使用します。コードレスリューター 7700-01/リューター 3940 )等です。

まずおおまかに、パーツをハサミで、カットし、それぞれのパーツをばらばらにします。僕も最初はどこまで削れば良いのか解らず、随分時間が掛かってしまいました。何機も製作した結果、キャノピーの窓枠の場合など3番と4番目の写真でボールペンで印をした位置まで削るのがベストのようです。その他も同じことでかなり削り込んでも大丈夫です。

いずれにしましてもキャノピーの窓枠が、一番曲者なので最初に取りかかります。

カッターでシコシコ削っても良いのですが、ドレメルでガンガン削ったほうが楽なので、最初はラフに穴を明けまくります。いっぺんに仕上げないで全体の様子を見ながらガリガリ削ります。ドレメルで削れない所まで来ましたら、今度は棒ヤスリで隅の部分を削ります。多少ラフに削ってもタッチアップペイントすれば見違える程良い感じに仕上がりますのであまり神経質にならなくても大丈夫だと思います。スーパースケールを目指す方は、このあとリベットなり開閉式に改造するなり勝手にディテールアップして下さい。フライングモデルなのでほどほどに。

 

 
 

バキューム成型されたプラスチックパーツ。これらをシコシコ削るのが最初です。

  まずは一番めんどくさいキャノピーから整形します。
     
 
これはキャノピーの窓枠部品の裏側です。ボールペンで引いた線の位置まで削り込んでください。   ここまで削り込んでいいということです。
     
 
キャノピー窓枠を削るためのツール類です。ドレメルは絶対に欠かせません。
  ドレメルで大まかに穴を開けるのが最初の仕事です。
     
 
その後やすりで角や隅をすこしづつ削って行きます。   ほぼ削り終わったキャノピー窓枠。この後ぷらカラーなどでタッチアップすれば見違えるような仕上がりになります。
 

タイヤ、爆弾とランディングギアの製作です。

取りあえずハサミでジョキジョキカットしてパーティングラインぎりぎりまで攻めたあとサンドペーパーで仕上げます。作業台の上にサンドペーパーを張り付けると動かないので作業しやすいと思います。仕上がったタイヤを合体させる時はマスキングテープで仮押えしておくと綺麗に合わせられます。瞬間接着材を点付けして位置決めし、マスキングテープを剥がし、瞬間接着材を全体に流し込み接着します。前回製作したスツーカの場合は軽量だったのでキットのままのランディングギアを使用し離陸させましたが今回の場合重量もありますのでディスプレーだけにしておいた方が無難と思われます。それでも引き込み脚にこだわる方は、補強してスクラッチビルドして下さい。爆弾やランディングギアも同じ要領で組み立てます。接着したあと、軽くサンディングして塗装すれば完璧です。

 

 

くぼんでいる線まで削るのですが、最初は余裕を持って切り出します。

  プラスチックをカットできるはさみで大まかに切り出します。
     
 
スーパーサンダーなどで決められたラインまで削ります。   マスキングテープで仮止めしてプラ用瞬間接着剤を点付けします。
     
 
爆弾も接着面を平らにサンディングします。
  サンディングした左右をマスキングテープで仮止めしてプラ用瞬間接着剤を点付けします。
     
   
ランディングギアも同様に製作します。    
 

モーターマウントのコツ

フライングスタイロのほかのキットも同様なのですが、モーターの取り付けの説明が今一つ明解ではありません。ダウンスラスト、サイドスラスト等どうなってるの?一瞬とまどってしまいます。でも心配無用、今から説明するやりかたですと失敗しません。ブラシレスモーターでもブラシモーターでも同じやり方です。今回は双発なので左右のナセルがあります。ナセルの先端のプレートがダウン、サイドスラストの基準です。

先ずプロペラを組み立てます。バリ取りをした後ブレードを押し込みます。方向を間違わないで下さい。えぐれた面が後ろです。アルミのスペーサも忘れずに取り付けましょう。

モーターにコンデンサーを取り付けシリコンコードをハンダ付けします。赤いマークがある方がプラスです今回はブラシモーターでスピードコントローラーが1個なのでシリコンコードは長めにしておきます。ピニオンギアをシャフトの先端とツライチになるまで打ち込みます。この時付属の謎のグリーンの液体を塗布しておきます。これはロックタイトという嫌気性のネジロック剤なので忘れずに。

ギヤーダウンユニットにモーターを押し込みます。今回グラウプナーのモーターを使用しましたが、モーターに張り付けてあるシールを剥がさないときつくて入りませんでした。ピニオンギアが噛み合う部分にグリスを塗っておくとスムースに回転するようになります。この段階で必ず回転方向の動作確認をしておきます。ギヤーダウンユニットにベニアのバックプレートを取り付け準備完了、いよいよナセルにマウントします。ナセルの後方からモーターユニットを差し込みます。表からプロペラアダプターを取り付けプロペラも仮止めしておきます。スピンナーのバックプレートは、固定した後取り付けます。スピンナーのバックプレートの折り返しの長さプラス1.5ミリのスペーサーを2本用意します。これをナセルとプロペラアダプターの間に差し込んだ状態で固定します。そしてナセルの内側のバックプレートとナセルをエポキシで接着します。エポキシをまぜる前に何度か練習してコツを掴みます。この行程を失敗するとスラストがでたらめになり正常な飛行ができなくなりますので慎重に作業をすすめます。エポキシが完全に固まったらスペーサーとプロペラをはずしスピンナーのバックプレートとプロペラをとりつけてみます。指でプロペラを回してみてバックプレートがナセルに擦れて無い事を確認します。ここまで来れば面倒な作業はほぼ終わりです。

 
ペラブレードをハブに差し込みます。向きを間違えないように注意します。  

バリをサンディングして完成したプロペラ。このとき接着しなくとも外れることはありません。交換のときにも楽です。

 
コンデンサーを半田付けして、ピニオンを叩き込んだスピード300モーター。
ギアボックスに押し込んでからモーターマウントに取付ます。その後ナセルに後ろから押し込みます。ケーブルは少し眺めのものをハンダ付けしておきます。
ナセルカバー、スピンナーバックプレートの厚み+1.5mmくらいのバルサをプロペラとナセルの間に挟み、モーターマウントをエポキシで接着します。このときナセル面とプロペラが水平になるよう十分にチェックしてください。
モーターマウントのエポキシが固まったらプロペラをはずしてナセル先端にプレートを接着します。
スピンナーバックプレートをつけてから再度プロペラを取り付けます。これでどこもこすれなければ大成功です。
 

主翼の組み立て

主翼の組み立ては簡単です。まずカンザシをさしこんで仮組してみます。隙間が大きい場合はサンドペーパーで修正します。カンザシの取り付けはかならずどちらか片方の主翼に接着し硬化したあとに反対側の翼を接着します。いっぺんにカンザシと翼を接着しようとすると翼の中でカンザシが踊ってしまい指定の場所に固定出来ず、翼の強度が著しく落ちてしまい最悪バンザイしてしまいますので慎重に。

ナセルの取り付け

ナセルは左右があります。主翼の表面にラインがありますのでそれに合わせ、センターがずれない様に押さえ、内側からエポキシでしっかり接着します。双発のたくましさを感じさせる姿になってきました。エルロンサーボもついでに搭載してしまいます。これは他の機体と同じ取り付けなので他の製作レポート参照して下さい。

ウイングボルトの取り付け

機体が大きいので主翼は取り外せる仕様になっています。ややきつめなので胴体にナットを取り付ける前に何度かねじ込んで馴染ませておきます。胴体側にナットを接着します。いよいよ胴体と合体なかなか堂々たる大きさです。 飛行させるだけであれば主翼は完成

胴体の組み立て

機体が大きいので胴体は2分割になっています。後部の胴体に水平尾翼と垂直尾翼を取り付けた後胴体をエポキシで接着します。この時忘れずにピアノ線のロッドを差し込んでおきます。後からでは絶対入れる事ができません!!ロッドの両端はL字に曲げてあるだけです。後から調整できるようにサーボ側にはロッドアジャスターの使用をおすすめします。

テストフライトまで時間が残り少なくなったので急いでデカールを貼りディテールアップは後回しにして某フィールドまでまっしぐら、飛行機の大きさに関係なく初飛行は、いつも緊張します。小林さんも到着し、さっそく準備を進めます。風が妙に強いので弱気になります。あれっ、もしかして今日は小林さんと僕だけ。テストパイロットは居ません。いつもは八田さんや柿本さんに初飛行をお願いして甘えているので2人の間に緊張感が溢れます。小林さんの手投げで離陸させる事に、僕は写真担当、詳しくはフライトレポートを見て下さい。トリム調整により安定した飛行に。突然送信機が僕の手に、今度はビデオの撮影を小林さんが担当、感動の涙を流しながらの初飛行無事終了しました。サウンド的には、ブラシモーターにギヤーダウンの組み合わせのほうが、雰囲気あるような気がします。

ディスプレー用に取り外し式ランディングギア 爆弾などをセットし、メッサーシュミット君めでたく完成です。

 
まず片側の主翼にカンザシを接着します。
片側が固まってから反対側の主翼をカンザシに差し込みます。
後部胴体に水平尾翼と垂直尾翼を接着します。このときリンケージロッドを差し込んでおくのを忘れないように。
胴体前部とエポキシで接着します。この作業は主翼を憂いbbグボルトで仮止めし、バランスが取れているか確認しながら接着します。

05.04.08掲載

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