店長一口メモ

#17 グライダー用スピンナーのサイズについて


一グライダー用スピンナーのサイズにつきまして簡単に説明させていただきたいとおもいます。

■最近入荷したトップモデルの折ペラ用アルミスピンナーのサイズ表記は、たとえば次のようになっています。(もちろんこれは一例です。)

[32mm/3.17mm/38mm/3mm/8mm]

(1)最初の32mmはもちろん直径の事です。機体ノーズの直径にあわせてください。
(2)次の3.17mmは適合するモーターあるいはギアシャフトの太さです。280-400用の2.3mmから500-600クラス用の6mmまであります。ちなみにAXI2808は4mm,AXI2814及びAXI2820は5mm,AXI4120は6mmです。Kontronik Drive200とDrive501は5mmです。しかしDrive502とDrive1001は6mmです。JetiのPhasorはどのモーターも5mmです。(楽ですね)HackerはMaxxonのギアがついているものは4mmになります。いずれにしてもこれも確認しないと全く意味がなくなります。

(3)次の38mmはスピンナーの高さです。これはあまり選択の幅はありませんし、まあ仕方ないですネ。

(4)次の3mmは、折ペラを取り付けるボルトネジの直径です。2mmと3mmがあります。2mmは、グラウプナーとアエロノウトが適合します。3mmはRFMのカーボンペラが適合します。

(5)最後の8mmは折りペラ取り付け部の幅です。6mmと8mmがあります。6mmはグラウプナーとアエロノウトに適合します。8mmはRFMのカーボンペラに適合します。

■RFMの折ペラ用カーボンスピンナーの表記は、たとえば40mm/5mmとだけなっています。(折りペラはこちら。)

(1)最初の40mmはもちろんスピンナー直径の事です。

(2)次の5mmはやはり適合するモーターあるいはギアシャフトの太さです。3mmから6mmまであります。但し直径が大きくなると3ミリのものはなくなってしまいます。

(3)製作者のルドルフ・フロウデンターラー氏は、スピンナーの高さについてほとんど考えていないようです。しかし多くの機体に違和感なく取り付けることができるのでやはり高さは熟慮の上、決定されているのかもしれません。

(4)RFMスピンナーの折ペラ取り付け用ボルトネジは全て3ミリです。アエロノウトやグラウプナーの折ペラを取り付けるときには、ペラの穴を3ミリに広げる必要があります。
(5)また折ペラ取り付け部の幅は全て8mmです。なぜならRFMのカーボンペラの取り付け部厚みが全て8mmになっているからです。このRFMのカーボンスピンナーにグラウプナーやアエロノウト等の6mm幅のプロペラをつける時は穴を3ミリに広げますが、幅が6ミリなので両端で1mmずつあまりが出ます。しかし遠心力で外側へ引っ張られる関係から穴にさえガタがなければ問題ないようです。実際今まで使っていてスポーツフライトレベルでは特に問題は出ていませんが、常にガタのチェックは怠らないようにお願いします。

以上ですが、ご理解いただけましたでしょうか?