飛行訓練は絶対に必要だ

ドローンを安全にまた自在に飛行させるためには絶対に訓練が必要です。自動車免許を取るために教習所で何十時間も練習したことを思い出してください。それでも実際の道路を緊張せず思ったように運転できるようになるまでややしばらく時間が必要だったのではないでしょうか? 自動車の運転は道路の平面を前後左右に走らせるいわば2次元の操作です。それだけでも難しいことだったのに、ドローンは前後左右の動きに上下の動きが加わった3次元空間での操作になります。さらに自動車と違って操縦者はドローンに乗っておらずドローンの外側から3次元空間で操作することになります。さらにドローンの方向も飛行速度もすべて外側にいる操縦者の目で見ながら間接的に理解しながら操作することになります。また3次元となると上下左右という単純なものではなく、上昇や下降しながら前進や後退、左右に移動しながら上昇下降、回転しながら上昇下降といった複雑な動きを自在にコントロールできるようにならなければ実際のドローンを飛ばすことはできません。だから絶対に飛行訓練が必要なのです。 ドローンを購入してスイッチを入れてローターが回りだし、何かの間違いで上空へ上がったとしても、すぐに機体の向きを見失いどんどん離れて行ってパニックになることもしばしば。運よく自分の近くで飛んでいても向ってくる時と離れていく時ではコントローラーの操作を逆にしなければならず、理屈ではわかっていても自分の指が連動せず、全く反対の方向へ行ってしまい大慌て、スロットルを急いで下げて地面にクラッシュ。残念ながらそんなことが現実です。だからいつでもどこでも安全に飛行できるよう反復練習が絶対必要なのです。

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